Lifelong Health Record
LHR
2017.11.20
電子処方せんとは?
電子処方せんとは、電子化された処方せんのことです。
これまで病院で診察を受けた際に渡されていた紙の処方せんがデジタルデータ化されて、インターネット経由で病院から薬局に送られ、患者が薬局に紙の処方せんを持っていかなくても、薬局ではデジタルデータから調剤を行い、患者は事前に調剤が完了する時間を確認することができ、薬局の待合室で調剤が完了するまで待たなくて済みます。
また、病院や診療所、薬局との間で病名や検査値などを含む医療情報の共有化を実現できます。
患者側・薬局側・病院側の3つの側面で電子処方せんのメリットがあります。
患者側のメリット
・薬局で調剤の完了を待たなくて済むため、その時間を有効活用できます。
・医師より処方された薬の調剤の状況が健康マイページで確認できます。
・患者自らが保存・蓄積したこれまでに服用したお薬の情報を、公立久米島病院以外の他のLHR参加医療機関等に個人の意思で服用したお薬の情報を提示することができます。
・患者がLHRに服用したお薬の情報を預けることにより、救急医療や災害時に治療を行う医療関係者が、患者が服用しているお薬の情報を知ることができます。
薬局側のメリット
・紙で作成された処方せんをパソコンに入力する手間が省け、キーボードの打ち間違いといったヒューマンエラーのリスクを減らせます。
・紙の処方せんだけでなく、データベースにデジタルデータ化されます。
・紙の処方せんの偽造や再利用を防ぐことができます。
病院側のメリット
・患者がLHRに服用したお薬の情報を預けることにより、救急医療や災害時に治療を行う医療関係者が、患者が服用しているお薬の情報を知ることができます。