Digital Health Project デジタルヘルスプロジェクト
2017.09.27

始めました!久米島町民の健康づくりをめざした健康プロジェクト

このプロジェクトは内閣府の「平成29年度 沖縄離島活性化推進事業」の採択を受けて行われるものです。
久米島デジタルヘルスプロジェクト」と呼ぶこの取り組みでは、自治体と大学、医療機関、製薬企業、IT企業、ヘルスケアベンチャーがコンソーシアムを組んで、デジタルヘルスデバイスやビッグデータを活用し、肥満症糖尿病などの生活習慣病を改善・予防するための実証事業を行います。
本事業の特長は、琉球大学医学部をはじめ、ファイザー、バイエルといった世界的な製薬企業がコンソーシアムを組み、久米島町民の健康について「研究」を行うことにあります。
メタボになる人は、生活習慣による影響が大きいのか、それとも、遺伝的なものが要因なのかが明らかになるのではないかと日本中から注目されており、町民の健康づくりを大きく変えることになるかもしれないとされています。

健康プロジェクトの3つの柱

① 糖尿病に対して有効な方策の検討・開発

久米島町、公立久米島病院、琉球大学、製薬会社(ファイザー(株)、バイエル薬品(株))等が連携し、
久米島町民のゲノム情報、健康・医療情報、日々の生活習慣情報等を分析し、
久米島町民の糖尿病に対する有効な方策を検討・開発する。

② 町民への健康支援

久米島町が本事業を通じて町民の健康支援に資するアプリを開発し、
アプリを使って町民に対する健康指導等による日常介入を行い、町民の健康向上を図る。

③ 電子処方箋システムの導入

島内の病院・薬局で電子処方せんが利用できる仕組みを構築し、
薬局が調剤時間を計画的に設定できるようにし、患者側にとっての利便性を向上させ、
薬局側にとっての業務の効率化につなげる。